ラパン　デ　ガレーヌ(Lapin de garenne)

四万十市のバー、ラパン　デ　ガレーヌ(Lapin de garenne)さんです。
今年で開店して１０年目とのことです。
ラパン　デ　ガレーヌとはフランス語で野ウサギの意味だそうです。

女性のお店らしい可愛い名前ですが、松岡さんは「女性が一人でも入ってこられるお店にしたかった」とのことです。
オーナーの松岡さんは女性のバーテンダーです。
バーテンダーの資格は国内のものと、世界のものの二つを取得しています。

現在お店は、松岡さんと若い男性スタッフの松本さんと運営しています。
松本さんは若いですが、バーテンダーの資格を取得しています。

店内に入って、驚くのは飾られているお酒の多さです。

現在、お酒の在庫は約５００本あるとのことです。
他店との大きな違いプロジェクターがあることでしょうか。
音声は消していますが、常に色々な映画が写されています。

ラパン　デ　ガレーヌにはコンセプトがあります。

これは、ラパンの開店当時に色々とアドバイスをしてくれた方と一緒に考えたものだそうです。

このコンセプトはラパンの入り口のドアの横に英文で書いています。

”人生は映画のようなもの、ラパンというロケーションとカクテルでお客様の物語を作ってみませんか？”というものです。

松岡さんは「みなさんの映画のワンシーンにラパンが入ってくれたら嬉しいですね。」と話してくれました。

店内には、松岡さんの乗る（松岡さん、バイクに乗ります！）、バイクも飾られています。

とても綺麗な店内ですが、初めからこの状態ではなく、徐々に改装して今の状態になったとのことです。

１０年前の開店当初、用意した資金を使いはたし、所持金６万円でスタートしたそうです。

そんな、向う見ずなスタートでしたが「お客様が口コミで来てくれるようになって今に至っています、

「若かったから、出来たんでしょうね」と話してくれました。

自営業はだれにも指示されないので、常におごってはいけない、と自分に言い聞かせているそうです。

松岡さんは「四万十市のバーの文化は「ルンバ」という古くから営業しているお店が作ってくれたと考えているので、その方たちの努力のおかげで自分たちが今あるんです」と言います。

ラパンの入り口の扉の近くに、タンカレー（イギリス製のジン）の空き瓶が一面に飾られています。

「これは、お客様との約束なんです」と、その理由を教えてくれました。

ラパンの開店当初、１ヶ月間、毎日来店してくれたお客さんがいて、その方と「いつか、タンカレーの空き瓶で壁を埋めたいね」と話したのだそうです。

現在、そのお客様は体調を崩し、お酒を控えているそうですが、松岡さんはその時の約束を忘れていないのだそうです。

「みなさん、バーは敷居が高い、と思っていらっしゃる方が多いのですが、私は気兼ねなくいられる空間にしたいと思っていますので、気楽に来て下さい」と話してくれました。

ラパン　デ　ガレーヌは女性一人でも、安心して入店出来る、女性のバーテンダーのバーです。

ラパン　デ　ガレーヌのメニューです。

店舗の所在地